ビットコイン取引所Mt.Goxが声明発表。全取引停止、WEBサイト停止。先行き不透明
2014年2月25日、仮想通貨 BitCoin 取引所大手「Mt.Gox」のWEBサイトが突如白紙となり、取引停止状態となっていた問題で、Mt.Gox は公式サイトに声明を発表した。
声明内容は以下。(2月26日午前1時現在。意訳)
「最近のニュースと、Mt.Gox の運営およびマーケットへの潜在的影響がある中、ユーザーとサイト保護のため、当面の間、全取引の中止を決定しました。間もなく、我々は状況を注視の上、状況に対応する予定です。」
Mt.Gox は2月7日、技術的問題を理由にビットコインの引き出し一時停止を発表しており、その後、17日には、間もなく引き出しを再開すると発表していた。
しかし、2月の中頃には、他取引所でのビットコイン相場が1BTC=6万円前後で推移する中、Mt.Gox では一時1万円を割り込む事態となっており、市場の信任を得られているとは言えない状況となっていた。
そんな中、Mt.Gox のサイトが白紙となった現地時間の24日(日本時間25日)、Coinbase、Kraken、Bitstamp、BTC China、Blockchain、Circleの6社が、共同声明を発表。
声明では、Mt.Gox の現在の状況に関する重大な示唆を与えている。(以下、抜粋翻訳)
今回の Mt.Gox の惨事はあくまでも Mt.Gox 単体の問題であり、ビットコインおよび仮想通貨全般の将来を反映するものではない。
責任を持ってビットコイン業務を行っている信頼に値する会社は現在でも数多くある。
どんな新産業でも、市場から取り除く必要がある参加者が現れるものであり、今日、我々が目にしているのはそれである。
なお、25日はMt.Gox以外の取引所でも、一時1BTC=500ドルを割り込むなど、市場に影響が出ている。
他社による部分的買収や救済、新ブランドへの移行などの動きがあるのか、それともこのまま破綻となるのか、同取引所の今後の動向が注視される。
関連資料:
※2014/2/26 Mt.Gox の公式声明を受けタイトル更新、文章更新