凹んだ砥石の面直し(修正)はサンドペーパーでもできるよ【包丁研ぎ】
刃物のメンテには欠かせない砥石ですが、しばらく使っていると凹型にすり減ってしまい、だんだんとうまく研げなくなってきます。
凹んだ砥石は「面直し」、つまり砥石を平らに戻すようメンテナンスしてやる必要がありますが、借家住まいだと専用の修正砥石を買っても場所を取るし……。ということで、我が家ではサンドペーパーを使って「砥石の面直し」をしているので紹介しておきます。
砥石が固かったり、あまりにも大きくえぐれているとサンドペーパー1枚では歯が立たないケースもありますが、まめに修正するならこの方法はなかなか便利で簡単です。
普通のサンドペーパーでも面直しできないことはありませんが、あっという間に目詰りしてしまい面倒なので、研ぎ粉が良く抜けるアミ目両面ヤスリ(#120)を用意します。
Amazonでも買えますが、ホームセンターでも普通に売っている場合もあります。
こちらが格好も悪くないし場所も取らないし。で、非常に気に入っているヘンケルスの両面砥石(合成砥石)。
1000番と250番の両面砥石です。
長年使ってかなり磨り減っています。
いざ、面直し。机の上に新聞紙を敷いて、その上にヤスリを乗せて砥石をゴリゴリ。
かなり平らになりました。触っても分かるレベルです。
砥石の削れた粉が大量に出てきました。
使った新聞紙と紙やすりは捨てれば良いので、後片付けも非常に楽です。
たまにしか砥石の修正をしない。という人なら、場所も取らないし良いんじゃないでしょうか。
実は、わざわざ刃物の本場、岐阜県関市の「関刃物センター」まで行って相談したのですが、「その辺の側溝のセメント蓋でゴリゴリやって直せばいいから、修正砥石をわざわざ買うことはないよ。」と言われてしまったんですよねぇ……。(最近では "どぶ" も見かけなくなりましたが)
僕は"にわか"なので、適当な合成砥石を使っていますが、頻繁に面直しするなら修正砥石を買った方が楽みたいなんですけど、その「修正砥石」自体も削れてくるらしいんですよね。
なお、今回の方法では修正できないくらい砥石が大きく凹んでしまった場合は、やっぱり修正砥石を買った方が良さそうです。
修正砥石にも様々な種類があり、例えばセラミック製のものもあったりしますよ。
じぇふ says:
10年前
闇の刃物センター かと思って、すげーネーミングセンスだなと勝手に思ってました\(^o^)/