2025年7月9日

ワンタイムパスワードカードが電池切れ→電池を外して廃棄した話【三菱UFJ銀行】

三菱UFJ銀行のワンタイムパスワードカードが電池切れ → 更新して旧カードを廃棄したときの話。

意外にも古風でお堅めな私はスマホ認証はあまり信用しておらず、可能な限りオフラインデバイスで認証したいタイプ。

ということで必然的にワンタイムパスワードを使うわけですが、今回、初めて電池切れを経験したので、銀行から新カードを送ってもらいました。

となると問題は旧カードの廃棄方法

三菱UFJ銀行の公式情報に拠れば「自治体のルールに則って廃棄してください」くらいしか書いていない。

当地ではバッテリーが取り外せない機器でもそのまま廃棄できるのですが、個人的にバッテリー類は外して捨てるクセがついているため、バラしてみることに。

分解したのは VASCO(現 OneSpan)の DIGIPASS 275。

まずは背面のシートから攻めていきます。

裏面からはガードが固くて電池を外せそうにありません。

気を取り直して今度は正面から攻めていきます。

穴あけ基盤に樹脂ボスと熱カシメ。カシメ部分を破壊しないと電池が入っている裏面にアクセスできなさそうです。

どのみち再利用不可なので、力技で基盤を捲っていきます。熱カシメされた樹脂が弾丸のように勢いよく弾け飛んで外れます。基盤がかなり薄いので今にも割れそうです。

取り外し完了。

電池は溶接されているかもとも思いましたが、横スライドするだけで取り出し可能。

使われているリチウム電池は「CR2016」でした。

仕組みとしては時計ベースのデバイスなのでしょう。水晶発振器と見られる部品と樹脂で固められたチップなどが確認できます。

ということで、電池を取り外して無事分別完了。残りは不燃ごみとして廃棄しました。

バッテリー切れになったワンタイムパスワードカードは電池交換しても再利用できません。

そもそもセキュリティデバイスということもあってか分解時にかなり壊れやすいように設計されているので、無傷でバッテリー交換すること自体が難しそうです。

電圧を与えたままバッテリー交換すればイケそうな気がしなくもありませんが、大人しく銀行の指示に従って廃棄しておいたほうが良い気がします。

それで言うなら銀行は分解するなと言っていた気がしなくもありませんが。自治体のルールが優先でしょう。

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