DJI、ワイヤレスマイク「DJI Mic 3」を発売。小型で最大4Ch独立出力に対応

DJI JAPAN は2025年8月28日、最大4Chの独立出力や OsmoAudio™エコシステムに対応したワイヤレスマイク「DJI Mic 3」を発売しました。
販売チャネルは、公式オンラインストアおよび認定ストア。構成・価格(税込)は以下のとおり。
- DJI Mic 3(2 TX + 1 RX + 充電ケース):52,250円
- DJI Mic 3(1 TX + 1 RX):33,660円
レシーバー、トランスミッター、充電ケースは単体販売も行われる。
- DJI Mic 3 レシーバー:20,130円
- DJI Mic 3 トランスミッター:16,830円
- DJI Mic 3 充電ケース:11,770円
アクセサリーは以下が購入可能。
- DJI Mic シリーズカメラアダプター:4,950円
- DJI Mic 3 マルチカラーウィンドスクリーン:2,530円
- DJI Mic 3 スマートフォンアダプター(Lightning):3,300円
製品概要
「DJI Mic 3」は、コンパクト設計と高音質を両立したミニワイヤレスマイク。トランスミッターは約16 g の軽量ボディで、磁気装着とクリップ装着に両対応。クリップは着脱式で、装着向きを選ばない柔軟性を確保。5色展開のマルチカラーウィンドスクリーンを利用すれば衣装やシーンに調和。

録音機能はシリーズ初の「アダプティブゲインコントロール」を実装、急激な音量変化でも自動でクリッピングを抑制。音量の動的最適化により、屋外イベントから静音スタジオまで一貫した収録品質を実現。「レギュラー」「リッチ」「ブライト」の3トーンプリセットに対応し、声質や現場に合わせた調整も可能。さらに「2段階アクティブノイズキャンセリング」で空調音などの環境ノイズを低減。
内部収録も進化。「32 GB」内蔵ストレージに「24bit/32bit フロート」のデュアルファイル内部収録を実装。オリジナルとアルゴリズムで強化されたファイルを同時保存することでポストプロダクション処理に配慮。高精度「タイムコード」埋め込みに対応し、マルチカメラ同期の効率化を支援。
通信は見通し最大約400 m、2.4 GHz/5 GHz 自動ホッピングにより混雑環境でも安定した伝送を確保。マルチ機材運用では最大4トランスミッター/8 レシーバー接続に対応。対応する Sony カメラや PC ソフトと組み合わせた「クアドラフォニックモード」で4トラック独立出力が可能。編集工程の分離とミキシング自由度を向上。

2 TX + 1 RX + 充電ケースの「オールインワン」設計で運用負荷も低減。トランスミッターはウィンドスクリーンやマグネティッククリップを外さずに収納・充電可。電源管理は自動スリープ/自動電源オフに対応し、無駄な消費を抑制する。
「OsmoAudio™」エコシステム対応により幅広い接続性を確保。「Osmo 360」「Osmo Action 5 Pro」「Osmo Action 4」「Osmo Pocket 3」とはレシーバーなしで直接ペアリングが可能。

一般機材とはロック式 3.5 mm TRS 出力、3.5 mm TRRS モニタリング、USB-C で接続。レシーバーなしでのスマートフォンとの Bluetooth 接続もサポートする。
製品仕様
「DJI Mic 3」の主な仕様は、以下のとおり。
- 重量(TX):約16 g
- 内蔵ストレージ:32 GB
- 内部収録:24bit/32bit フロート、デュアルファイル保存
- タイムコード:高精度埋め込み(24 時間で1 フレーム以内のズレ想定)
- 音質調整:3 トーンプリセット(レギュラー/リッチ/ブライト)
- ノイズ対策:2 段階アクティブノイズキャンセリング/ウィンドスクリーン 5 色
- ゲイン制御:「アダプティブゲインコントロール」(自動/ダイナミック)
- 伝送方式:2.4 GHz/5 GHz 自動ホッピング、最大約400 m 到達
- マルチ接続:最大4 TX/8 RX、クアドラフォニックモードで4 トラック独立出力
- 端子・無線:3.5 mm TRS(ロック式)/3.5 mm TRRS モニタリング/USB-C/Bluetooth
- 駆動時間:TX 最大8 時間、RX 最大10 時間、充電ケース 2.4回フル充電で合計最大28時間
- 充電時間:50分(フル充電)、クイックチャージ約5分で約2時間駆動
※ 各数値は管理環境での測定値。利用地域の無線規制や使用状況により変動の可能性がある。
所感
「DJI Mic Mini」のようなサイズ感に小型化された「DJI Mic 3」。最近は TX 側に外部ラベリアマイクを接続しない簡素なワークフローを好むクリエイターが多いですが、その手の方はぜひチェックしておきたいワイヤレスマイクと言えそうです。

公式情報:
※ 画像はすべて DJI JAPAN 提供。
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