【SBI新生銀行】「SBIハイパー預金のお手続きはご利用いただけません(MS_COMMON_015)」エラーの対処をした話
元本保証なのに高金利な SBI 新生銀行の「SBI ハイパー預金」の申し込み時、
- お客さまの口座状況では、SBIハイパー預金の各種お手続きはご利用いただけません。お手続きについてお困りの方はこちら(MS_COMMON_015)
というエラーが出た場合の対処方法について、経験談をベースに書いておきます。

公式FAQによると、このようなエラーは以下3つの原因が考えられるとのこと。
- 住所や氏名変更手続きが完了していない
- 2年以上口座の利用がない
- 外国籍の方で、在留期限更新手続きが完了していない
私のケースでは「MS_COMMON_015」というエラーコードで、「2」の「2年以上口座の利用がない」に該当。口座の利用制限がかかっている状態でした。

口座制限を解除する方法は、以下の2つのどちらか。
- 「Webご相談フォーム」から「口座制限解除」を申請する
- カスタマーサポートの「チャット」からオペレータに口座制限解除を申請
(平日9:00~17:00・急ぎの場合)
今回は、平日昼間に「Webご相談フォーム」から口座制限解除を申請し、約1時間後に口座制限が解除されました。

なお SBI 新生銀行によると、口座制限を解除しても以下の場合は再度取引制限がかかってしまうとのことです。
- 口座残高が1,000円未満かつ取引がない場合
→ 毎月28日ごろに再度口座制限がかかる - 後日、登録住所宛に「お客さまのご住所等についての確認」ハガキを送付
→ 返送された場合は再度口座制限がかかる
つまり口座制限の解除前には、あらかじめ名前・住所・連絡先を確認・修正しておくこと、さらに口座制限解除後は速やかに口座残高を1,000円以上にするか、1度は取引しておくのが良いでしょう。
預金金利の上昇を活かす
余談を。
2025年に入って大きく上昇した国内各行の預金金利。そんな中でも新生銀行の「SBIハイパー預金」は、「auじぶん銀行」のような有料条件なしでも高金利の恩恵に預かれるオススメ預金の1つとなっています。
少しだけ金融系の昔話をさせていただきますと、私は00年代、まだ国内リテール事業撤退前、行政指導を受ける前のシティバンクのクレカと銀行口座を持ち、どこぞの高層ホテルのバンケットルームでお茶とケーキを出されては投資信託を買うなどの情弱ぶりを発揮してきた過去があります。さらには消費者としてだけでなく様々な背景もあり、多少はこっち系業界の知見があるのですが、当時誕生したばかりの旧新生銀行は社長がシティの元日本代表の方だったこともあってか、シティの劣化コピー&手数料を割高にしただけの金融商品が並ぶ、大変残念な銀行だった記憶が強く残っています。そんな経緯を知る身としては、なかなかこれまで新生銀行に良い印象を抱けなかったのです。
しかし現在の新生銀行は SBI による敵対的買収を経て SBI 系列に。かつては手数料ビジネス一辺倒だった感のある同行も、経営環境や資本が大きく変わったからか「ことら送金」に対応したり、簡単に達成できるシルバーステージ以上でもコンビニATM利用が何回でも無料となるなど、なかなか使える銀行へと変貌を遂げました。
もっとも最近はキャッシュレス化の進展で ATM 実質無料のベネフィットはかなり軽いのですが、それでも他行振り込み手数料の一定回数無料、そして高金利な SBI ハイパー預金の2点だけ見ても、手元流動性を預け入れる銀行としての価値は高まっていると言えます。
これまでこの手の資金は住信SBIネット銀行に置いていた我が家ですが、SBI 新生銀行に乗り換えて唯一不満なのは「アプリでATM」に相当する機能がない点くらい。
女性や給与・年金受取口座指定できる方であれば、東京きらぼしFGのデジタルバンク「UI銀行」の「女神のサイフ」「はたらくサイフ」などの方が高金利(2025年11月現在)ですが、そうでない方だと「SBIハイパー預金」は明らかに選択肢に入れるべき銀行の1つでしょう。
ちなみに国内預金を見渡しますと定期預金も面白い状況となっており、例えば先の「UI銀行」は2025年の春~夏にかけて新規口座開設者限定で1年定期が年利 1.1~1.2% になるキャンペーンを実施。11月20日現在は、既存顧客でも預け入れ可能な1年定期が1,000万円以上なら1.05%、1,000万円未満なら1.00%の好条件となっているので、興味のある方はそちらも注目です。
金利動向も大きく動いている昨今、ご家庭の手元流動性の預金先を見直しても良い時期なのかもしれません。
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